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2001.1.8

 

 

 

持株会社とは(00.9.21)

 

■持株会社って何?

企業がグループを形成する際に、ある1つの会社が参加グループ企業の株式を保有することで、そのグループの扇の要のような(全体の親会社的な)役割を果たすことがあります。この会社を持株会社といいます。この会社自体は、実際物をつくったりするわけではなく、グループ全体の統括などをします。

以前は独占禁止法で、このシステムは禁止されていたのですが、近年になって解禁されました。(確か2年位前だったと思います・・)

■持株会社制度のメリットは?

グループ全体の意思決定を持株会社がすることで、グループの長期的な戦略などをつくることができる
=持株会社の役員は、長期計画や全体戦略策定に専念できる
グループ企業内の調整がスムースになる
連結納税制度によって納税額が少なくなる可能性がある

【用語説明】 連結納税 

グループ企業全体を連結した収益に対して税金をかける制度

例)

グループ企業の収益  従来の課税対象額 連結納税制の課税対象額
10
→10
全体で10+0+(-5)=5
0
→0
-5
→0

このようにグループに赤字法人が多い場合は、連結納税になれば課税対象額が全体として減る可能性があります。

ちなみに連結納税の対象になる会社は、親会社(持株会社)が子会社の株式の50%以上を保有している会社ですが、最近では実質的な支配権限が及んでいる会社は全てグループに含めるようになっています。

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