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 Economics Today
 2000/7/8 号
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  みなさん、こんにちは片山です。先週東京では毎日のように夕立が降り、もう完全に夏を感じます。
  今回は選挙その後の話しについて、経済学とはあまり関係なく書きます。ちょっとジャーナリスティックですが、軽い怒りと共に、です。(笑)
 気楽に流し読みして下さい。来週からは、キチンと書きます。
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■目次
 1 雑記:今回の選挙後の話題
 2 編集後記
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 1 雑記:今回の選挙後の話題
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 <扇さんについて>
  参議院の扇さんが建設大臣になりましたが、その時のコメントは「なぜ私だか分からない」「建設委員会なんて行った事ない」「貧乏くじ引かされた」
 「建設省のイメージアップに利用された」などでした。明らかに建設省やその
 政策に関しては素人のようです。
  先日元建設大臣の中尾さんが収賄で逮捕されたので、彼を含めた建設族議員と建設業界の癒着への注目を少し緩和するために、クリーンなイメージの女性を
 大臣に登用したのだ、という主張です。
  まあそこら辺はあまりどうでもいいのですが、問題は「この体制でどうやって政治主導にするのか」ということです。建設族などの族議員と該当業界の癒着
 は当然あるわけですが、それはそれとして、素人を大臣にして、政治が官僚を
 含めて政策立案を主導できるのでしょうか。
  国民にとって困るのは、野球でいえばポテンヒットのような状況です。「政治主導なんだから官僚は何もするな」と言われ官僚側は前面には出ず、とはいえ
 素人でスタッフも抱えていない政治家は何も出来ず、結局トータルでは空白が
 生じてしまいます。内閣機能の強化や政治主導は重要ですが、それは任される
 政治家の側にも相当な努力と素養が要求されるわけです。
  素人に任せられるほど、世の中の政策は簡単ではありませんし、そんな人に主導されたら、国民はたまったものではありません。
  <公共事業予備費について>  公共事業予備費は今年度始めて計上された予算で、5000億円ほどあり、使途は公共事業の中で自由に決められます。
  選挙中自民党の野中さんや亀井さんとかは、TVで見かけると、ひたすら「選挙が終わったら予備費をすぐに使います!」と演説してました。
 まさに「金をばらまくから自民党へ」状態ですが、問題はその使い道です。
  7月末に決定するようでまだ確定ではないですが、新聞によればなんと5000億円のうち、IT関連は100億円、農業関連は1700億円だそうです。
 正直目を疑いました。これだけITを森さん自身も前面に押し出しながら、結局
 従来のバラマキと何にも変わらない、というかむしろひどい。選挙で地方の人が
 自民党に入れてくれたご褒美、という感じなのでしょうか。もちろん、さすがに
 この額で決定ではないでしょうが、みなさんどうですか?
  もちろん農業も重要ですが、IT大臣を設置(併任ですが)して、各所で「経済成長にはITが必須」と繰返している中で、このバラマキが実現するのであれば、
 本当に政治主導には反対せざるをえません。明らかに何かおかしいです。
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 2 編集後記
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  ちょっとそこら辺の新聞みたいになりましたが(笑)、ちょっとひどいな、と思ったので。
  さて、詳しい事は次回書きますが、先日このマガジンのことでSPA!という雑誌から取材を受けました。SPA!増刊号(e−ビジネス関連)に載るらしいです。
 これもひとえに読者の皆様のおかげです。m(_ _)m
  これからも精進して、みなさまに読まれるマガジンを目指していきたいと思います。ではまた。
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