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!!使える!!経済の基礎知識から応用まで
Economics Today
2000/5/10号
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みなさん、こんにちは片山です。
今回と次回は、読者の方からのメールを編集・一部修正してお送りします。
今回はマスコミについてです。経済とはそれほど関係ありませんが、非常に
興味深い話しですので、どうぞ。
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■目次
1 マスコミと政治
2 編集後記
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1 マスコミと政治
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●兼子様より<4月8日号「マスコミへのコメント」に関して>●
マスコミについての片山さんのご意見には賛成です。でも、日本のマスコ
ミの体質上、改善は非常に難しいと思います。既存の大手マスコミは役所の
寄生虫のようなものです。
役所の一部に陣取り、家賃も支払わず大いばりです。政府職員も業務に活用して
います。私は英米両国に駐在しましたが、こういうことはありません。本来なら
こうしたことは恐ろしいスキャンダルなのですが、それを伝える媒体がそれ自身で
あるだけに外に情報が出ることは難しいのです。政府職員も現状を既成事実と
して受け入れています。
中央政府建物内で行われる記者会見に記者クラブ外の記者が入ったら大変です。
私は政府職員(広報担当)に耳を捕まれ、引っぱり出されました。
日本の特殊なマスコミ事情から考えると、マスコミが立場を鮮明にするのは
困難かもしれません。仮にマスコミが白黒をはっきりさせたとします。例えば
ある記者が、自分の担当している派閥の推す候補の対抗馬を支持したとすると、
それ以降、その番記者は派閥取材から閉め出されてしまうかも知れないのです。
要するに日本の政治風土はウエットで、意見を明らかにすることを嫌います。
政治家もそういう人が多いし、マスコミ人もそういうものだと思いこんでいる
のではないでしょうか。
当然、こういうことは英米両国ではあり得ません。英米では新聞は選挙の時、
その政党をあるいはどの候補者を支持するかの意思表示をします。日本の
あいまいな姿勢は英米人に誤解を生みがちです。
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2 編集後記
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うーーん。やはりこうなのでしょうか。兼子さんは元々マスコミにいらした
方で、事情には精通されています。
社会事件でのあきれるほどのリサーチ力、芸能レポーターのプライバシー侵害
まがいのしぶとい取材、少年犯罪者の顔写真を掲載するような思いきり、などを
政治関連の記事構成や取材にも、是非活かしてほしいところです。(笑)
次回は、政策のアイディアです。では。
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